Gianni Moretti di Ercole-Moretti

カンパニー・プロフィール

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1911年、エルコレ・モレッティ社はモレッテイ3兄弟により設立、現在は創業者の孫が引き継いでいます。

創業時はムリーナ工法である“ロゼッタ”(ミニバラ)とモザイク “ミッレフィオーリ“(千の花)という、2つの古典的ベネチアンガラス・ビーズ製作を掲げ、その後長い年月をかけ製品の範囲を拡げました。今でもムリーナ工法はモレッティの大黒柱であり、創業直後からとりかかった”千の花”ビーズも健在です。安定した品質、個性光る作品はモレッティならです。

70年代初期、モレッティはムリーナペンダントを発売しました。そのアイデアは当時業界内で革命的な大旋風を起こしました。あまりの大ヒットに、これは永続的に残される定番ものとなるだろうとささやかれたものです。

続いてモレッティはそれまでなかった異業種にも乗り出します。それはプレートとオーナメント。オブジェの世界です。洗練されたオブジェは、ローマン・ガラス工法を復活させ作られ、特に高評価をいただいております。

千の花技法 ムリーニはどのようにして生まれたか。

ムリーノという言葉は1878年ヴィンツェンツォ・ザネッティ神父が広めました。

ザネッティ神父は壺や小鉢を丈夫に作るために、ローマ時代のモザイクガラス技法を採り入れました。抽象デザインや人の顔などといった具象デザインを、金太郎飴のようにガラスシリンダーを組み合わせる工法です。

すでに紀元前1世紀、ローマ人は独特な壺を作っていました。それは明るい色やコントラストのある色味の石を、小さく砕きモザイク仕様にしたものです。石はすぐにガラスに代わりました。

そして19世紀に壺(容器)作りのために工法が復活します。ヴィンツェンツォ・ザネッティ神父は、1500年もの間忘れられていたこの技法に光を当てたのです。

ムリーナガラス加工の基盤は、ムリーネ(ムリーナ、の複数称)です。

ムリーネとは特徴ある小花デザインがぴったりと寄せ集まり、小さいエレメントの円筒状になっているものです。

まず、鉄の棒を使って窯から溶けたガラスの一定量分を引き出します。そして別の色のガラスが入っている坩堝に浸します。このようにして次の層を作っていきます。溶塊ガラスは、ある段階で花・星・ハートなどの形をした縦型の金型の中に注がれます。こうした技法で花・星・ハートのデザインのムリーナが出来上がります。

内部にデザインパターンを含んだそのガラス塊は、冷却され長い管の形状にします。プレスするために細くするのです。こうして何層にもなった色付きガラスを細い棒状にします。一回冷却された管は、小片にカットされます。それらを互いに寄せ集めて組み合わせ形成され、“ムリーネ”と名付けられます。